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日々の出来事や感じたことをつらつら書きます。

転職日記⑤ 上司に退職を告げる!の巻

面接が終わり、いざ内定をもらえたら次にすることと言えば、そう、上司への報告。

内定先が決まってるから、何が起きても退職できるけど、意外と精神的に辛いです。通常退職までの手続きは課長に報告部長に退職願提出人事部で承認。

これだけ聞くと気楽に感じるけど、僕の場合は他の人とはすこし事情が違います。

 

なぜ内定先が決まっているのに、退職を切り出しにくいのか?

実は僕はこれまでに2回退職願を提出しています。

1回目は現場仕事は休みが少なすぎるから自分の時間を大切にしたいと思い、1年半前に退職の話を上司へ。その時の上司からそこまで忙しくない部署にさせてくれたので僕も退職を留まりました。2回目は半年前。上司から突然現場への異動を告げられました。その時には上司から3年間我慢すれば、忙しくない部署に異動させるという約束をされ、ズルズルと残ってしまった。2回目に退職の話をした時には年配の人から色んな話や意見を聞きました。

説得する人の意見

・過去に自分も何回もやめようとしたけど、思いとどまった今に後悔はないと自分の経験を語る

・やめることはいつでもできる。とりあえず現場で頑張ってから嫌だったらやめればいい

・今やめることは嫌なことから逃げているだけ。一度逃げると一生逃げ続けることになる

 

とめない人の意見

・嫌な仕事をヅルヅル続けるぐらいなら、アラサーの今転職した方がいい

・人の意見よりも自分の意見を通し続けたほうがいい

 

僕が退職しなかった理由

色んな人の話を聞いて勤め続けることを決心したのですが、僕がその時に残る決心をしたのは2つです。

1,忙しい現場業務の中で転職活動ができれば、何か自分の中で自信になる。

2,やめてから転職活動をすると、転職先が決まらない不安に耐えられない気がした。

 

誰の意見も参考にしなくてすみません。残る時点で転職することは考えていました。

言い訳になるけども、1つ目の忙しい現場業務の中でというのは、仕事をしっかりとこなしながらという意味なので、仕事をサボりながら転職活動をするわけではないので許してください。

 

こういった事情があり、僕は自分で残ることを決めたわけですけど、社内の人の中には自分が説得したから僕が残ったのだと思う人がいます。

勘違いしている人たちからどんなリアクションを取られるのかが僕の中では悩みのタネでした。

 

転職先が決まったことを上司に告げると

内定が決まり、上司に報告するとあっさりと承諾されました。もちろん、辞める理由、いつから転職活動していたのか、社内で嫌なことがあったなら改善できるように掛け合ってみる等の話はされるけど、自分のキャリア形成とは違う、会社に不満はないと話すと反対されずにすんなりと話が進みました。

上司から部長に報告しても、「会社と方向性が違って自分で進むべきを見つけて、内定先を決めたならとめない。やりたいことがあって辞めるのならがんばれ。」

この時ばかりは内心「かっこいい。」と思いました。この部長には2回も退職の話をしていたから、「お前何回目だ。いいかげんにしろ。俺を馬鹿にしているのか。今すぐ目の前から消えろ。」ぐらいのことはおかしくないと思っていたので、少し罪悪感を感じるくらいでした。

 

部課長から承諾されて安心していると思わぬ伏兵が

前回退職の話しを説得した人の中で一人だけ、自分の説得に応じて僕が残ったのだと思っている人(=Aさん)がいました。Aさんとは前回退職する話をしたときに一度だけ飲みに連れて行ってもらいました。その時の会話はAさんの会社に対する愚痴が大半。僕が会社に残ることになってからもプライベートな付き合いはなく、連絡をとりあうこともありませんでした。

そんなAさんは、退職の話を告げると、「お前どういうことだ!物事には順序があるだろう!」と怒鳴られました。

 

「順序?」と思った僕でしたが、「なぜ課長より先に自分に報告しなかったのか?」ということにAさんは怒っていると思いました。

 

僕『「直属の上司部長課長から社内の人へ」という流れが筋だと思いました。もし課長よりも先に他の人に相談したら、課長が僕から信頼されていないことになるので、退職する身として不要な迷惑をかけることを避けたかったからです。』」

Aさん「それは正しいんだけど、なんかおかしいよ。」

僕「????」

Aさん「社会人として今のプロジェクトを終了させてから、転職するのが筋だろう。なんで今のプロジェクトが終わる時期まで待ってくださいと言わなかったんだ。自分の価値を安売りするな。」

僕「はぁ~(プロジェクトが終わってから?仕事にやりがいがなくて、早く今の職場から退職したいのに、プロジェクトが終わるまで待ってられるわけ無いでしょう。100歩譲って待ってくださいと言ったら、内定先から『申し訳ありませんが、今回は内定を見送られせていただきます。』という回答が来る可能性があるだろう。待ってくださいと言って内定取り消しになったら嫌です。)」

Aさん「社会人以前の問題だろう。わざわざ説明しないとわからないのか。はっきり言って君はまだ学生の考え方だよ。なんで自分の熱い気持ちをぶつけなかったんだ。社会人としてと言うより、人間としてお前おかしいぞ!!」

僕「すみません。(相談しなくてよかった。相談したら『人として』『責任感を持って』みたいなAさんの価値観を押し付けられる。僕はAさんに認めてもらうために行きているわけではないし、Aさんの期待を満たすために働いているんじゃない。)」

Aさん「もういい。勝手にしろ。私は関係ない。」

僕「いろいろとご迷惑おかけしました。(やっと終わった)」

 

こんなやり取りをして、社内の人への説明は終わりました。

 

まとめ

退職の意志が固まっていて明日からでも出社したくないのに、簡単に辞めさせてくれない会社や辞めることが決まっているから誹謗中傷する人がいる可能性があります。退職の意志が固まっているからこそ、手っ取り早く会社との関わりをなくしたくないけど、簡単には辞めさせてくれないこともありました。

僕の退職は社内ではトラブルの一種です。この経験を通して、トラブルが発生した時にどう振る舞うのかが人間力だと思いました。Aさんは一瞬だけ親身に振る舞うけど、自分の意見と違ったり、思い通りに動かないことがあると乱れる。部長のように、迷惑を散々かけたのに送り出してくれる。人によっては部長のほうが無関心でAさんのほうが僕のことを考えてくれていると思うかもしれません。ただし、僕が部長の立場だったら、意味が無いのはわかっていながら絶対に大声で怒ります。

2回もやめたいと言っている社員が3回目は内定が出たから辞めます。もういい加減にしてほしい。」

今更ですが、退職するし、会社に未練はまったくないけどもおおらかに振る舞おうと思う体験でした。

転職日記④ 一次面接と最終面接の違い

就活の時は一次面接の内容を最終面接でも同じように質問され、同じような答えを用意しましたが、転職活動では一次面接と最終面接では深掘りされる質問が違います。

 

1次面接の面接官が知りたい内容

 部署で明日から即戦力として働いてくれるのか。

最終面接の面接官が知りたい内容

 向こう10年、20年社員として活躍しているのか

 

異なるのは面接官と面接官の会社での役割が関係しています。

 

一次面接の面接官

希望部署の部課長、若手人事部

一次面接の面接官は部署の経営を任されている人なので、自分が課長でいる間に利益を出してくれるのか。

悪く言えば自分が部長になるために活躍してくれるのかを期待しています。

 

最終面接の面接官

希望部署の取締役、人事部長

取締役は会社全体の利益を任されています。経営者は短期的な利益だけでなく、10年、20年後も企業が成長することことも視野に入れています。

 

基本的な質問内容は同じなのですが時間配分が異なります。それぞれの面接官が期待していることを理解した上で面接に望むことが重要です。

面接前に面接対策をきちんとして、面接官に合わせて答えることができれば、面接は簡単に通過します。

 

面接ごとの質問時間の違い

基本質問5項目

1,これまで取り組んできた業務について

2,転職をしようとしたきっかけ

3,志望理由

4,入社して取り組みたい業務

5,逆質問

 

1次面接の時間配分

1,これまで取り組んできた業務について 30

2,転職をしようとしたきっかけ       5

3,志望理由                5

4,入社して取り組みたい業務      10

5,逆質問               10

 

1次面接では即戦力が求められているので、面接中に業務能力を見極める必要があります。そのため、これまで取り組んできた業務に関する質問は細かく聞かれます。僕の場合は担当したプロジェクトや役割について質問されました。この質問は自分の仕事内容を説明するだけなので、頭の中を整理するだけで対策の必要もありません。

その中で、自己PRになる「これまでの苦労した経験」も聞かれますが、簡単に答えただけで深掘りされません。1分ぐらいで説明できる内容を2つ考えておけばいいでしょう。

 

入社して取り組みたい内容は、自分に不足している能力を資格取得を通して身につけたいと話せば、自分のことを意欲的な人だという印象を与えれらます。実際には自分に不足しているを自覚していて、意欲的な人間であれば今まさに勉強している最中のはず。知識に対する質問が来ても勉強中なので答えられなくても問題ありません。

 

たまたま社内で最年少現場所長だったので、思わなぬ質問としてあがったのは「会社の人から期待されているのに、なぜ転職を考えたのか?」。「めんどくさい、つまんないから」と答えそうになりましたが、期待されているのに転職活動をすることに疑問を感じたそうでしたの、転職しようとしたきっかけに絡めて説明すれば納得してくれました。アピールだと思っていた内容が裏目に出ることもありますけど、対策の仕様がないので流れに任せましょう。

 

最終面接で時間配分

1,これまで取り組んできた業務について   5

2,転職をしようとしたきっかけ      15

3,志望理由                 5

4,入社して取り組みたい業務       15

5,逆質問                20

 

最終役員面接では業務内容についてはほとんど質問されません。なぜなら、1次面接で業務能力についてはしっかりと質問しています。1次面接を通過したということは業務能力については問題ないと判断されたからです。

代わりに、転職のきっかけと入社して取り組みたいことは時間をかけて質問されました。

経営者の立場からすれば、指示待ちの社員よりも意欲的な人に入社してほしい、さらに言えば自分で仕事を作り出す方な人材に入社してほしい

また、せっかく成長した人材が退職すると今まで教育にかけてきたコストとその人の代わりに入社する人のコストがもったいないので、僕のように休みが少ない、有給が取りにくいという理由で退職するような社員は必要ありません。

だから面接ではこのあたりを重点的に質問されます。

 

質問時間も長いのですが、こちらが質問すれば面接官は会社のことを知ってほしいのでたくさん話してくれます。説明を受けている間に次の質問を考えておけば、質問が途絶えることがありません。

 

まとめ

面接官の立場により質問する内容が異なりますが、質問する5項目は同じです。基本5項目をしっかりと考えておけば、どんな質問をされても5項目に繋げるような回答をすると面接官は納得してくれます。5項目をしっかりと考えておけば、面接官毎に質問が異なることを知っている必要はありませんが、頭の中の片隅に入れておくだけで、面接前に変な不安を抱えなくていいので、知っておいて損はありません。

転職日記③ 面接対策

転職活動で履歴書や職務経歴書を送ってくれる手助けをしてくれるエージェント。面倒なことを手救けしてくれますが、自力で挑まないといけないのが面接です。

僕は就活の時に1次面接がなかなか通らなくて苦労した経験がありましたが、転職活動ではエージェントがアドバイスをしてくれるので就活よりは簡単です。エージェントによっては面接練習をしてくれるところもあります。

 

転職活動で聞かれることは5つだけ
1,これまで取り組んできた業務について
2,転職をしようとしたきっかけ
3,志望理由
4,入社して取り組みたい業務
5,逆質問

 

1,これまで取り組んできた業務について

面接全体の40%ぐらいは業務に関する質問です。職務経歴書を見て、採用担当者が質問してきます。この質問をする理由は企業にとってキャリア採用をするのは人柄ではなく、業務能力を求めているからです。入社した時に自社の業務をしっかりとこなせるのかを判断しています。採用してから知識もない、実務もできない人よりは、大卒の新入社員の方がマシですからね。業務能力がない人キャリアを一から育てるなら、少しでも若い人のほうが仕事も振りやすいので、キャリア採用をするメリットがありません。

面接対策

面接官は職務経歴書をみて質問しますが、何を質問するのかは面接官によるので対策の施しようがありません。だから職務経歴書に記入した内容は全て答えれるようにしました。ただし職務経歴書の内容は実際に経験した業務なので対策をしなくても答えられます。
旅行から帰ってきて、土産話をするのと同じような感覚です。

絶対にしてはいけないこと

面接官は職務経歴書を見て気になった内容を質問してきます。逆に言えば職務経歴書以外の内容はほとんど聞いてきません。職務経歴書には自分が自信をもって答えられる。かつアピールできる内容だけを記入してください。答えられない、答えにくい、アピールにならない内容を書く必要はありません

 

2,転職をしようとしたきっかけ

企業がキャリア採用した人が入社して最も困ることは、同じ理由で転職されること。せっかく採用した人材に辞められることだけは避けられたい。僕も転職理由はしっかりと考えました。

転職理由のNGワード

同じ理由で辞められると思われないように、面接で言ってはいけない内容は主観的な転職理由です。
例えば、残業時間が多い、経営方針が納得いかない、尊敬する上司がいない、仕事にやりがいを感じないetc
主観的な不満はどんな会社でもあります。従業員全員を満足せるなんてほぼ不可能ですからね。

僕が考えた転職理由

客観的な内容かつ今の会社では制約があり実現できないない→転職先の企業では実現できる

この流れで説明できれば大丈夫です。
僕はメーカーを受けました。
勤めていた会社は建設会社なので、多くの仕事内容は利益・品質・工程・安全管理です。僕は管理するよりも製品や技術を世の中に広める仕事がしたかった(業務内容の不一致)。
メーカーでは技術や製品を広める仕事がメイン(業務内容の一致)。

業務内容以外に考えられることは、事業内容の不一致、海外展開の有無、勤務地など。
大切なことは面接官が納得できるように客観的な事実で転職理由を説明することです。

 

3.志望理由

これは就活と一緒ですね。企業について調べた上で志望しているか確認されます。企業説明会に行けるといいんですが、時間もないのでネットで調べるだけでも十分です。あと四季報の事業説明を見るのもオススメです!

自分がやりたいこと(世の中に効率知的な設備を広めること)→会社選びの基準(ユニークな視点で技術開発をしている)→面接先企業だから実現できる理由(ユニークな技術の説明)

ユニークはかなり便利な言葉です。何がユニークかは人によって違うので、面接企業独自の事業内容や技術を志望理由に盛り込めば大丈夫。どこの企業にも独自の事業があるから利益を上げて存在していますからね。だいたいホームページに書いてあることでOK

 

4,入社してみて取り組みたいこと

入社してみて取り組みたいことはそんなに重要ではありませんが、

転職しようとした理由→具体的にやってみたいプロジェクトを説明


具体的にやってみたいプロジェクトを説明する必要があります。就活の時には面接官はどうせわからないだろうということですが、転職活動では的外れな回答をすると減点になるので注意しましょう。

 

5.逆質問

逆質問は転職したいと思っている自分のために重要な項目です。転職したい人は少なからず、現在の会社に不満があるはず。不満を解消するために転職活動をするので、しっかりと質問して下さい。僕の場合は、転職理由や志望理由を考えていた時に疑問に感じたことを中心にして、労働環境に対する内容です。残業が多い社員に対する会社の支援や有給取得した社員がいない時の仕事の進め方について質問しました。

 

まとめ


転職活動と就職活動で求めている人材の大きな違いは

転職活動
・実務経験がある即戦力
・同じ理由で転職しない

就職活動
・ゼロから育てるので、企業が理想の人材になってくれる(洗脳しやすい)素直で真面目

この違いがわかっていれば面接対策に時間をかける必要がありません。逆に違いがわからずに、就活のように経験したことがない事業をしているに挑戦すると内定がもらえる可能性は一気に下がります。