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日々の出来事や感じたことをつらつら書きます。

もう一度青春を!!「君の名は」

スタジオジブリ作品以外の邦画アニメではじめて興行収入100億円を突破したことで話題になっている「君の名は」を見てきました。

映画館は公開日から1ヶ月以上経つのに未だに満席で、上映前から期待感を持っていました。

予告編を見た限りでは、

遠く離れた土地に住む少年と少女がなぜか入れ替わることになる。二人は時が経つにつれて、惹かれあい恋に落ちる。

このような物語だと思っていました。事実、前半部分はその通りなんですよ。でも、後半部分の冒頭でお互いに惹かれあっているのだと、気付いた矢先になぜか入れ替わらなくなってしまいます。会いたい気持ちが抑えられない少年は少女に入れ替わった時の記憶を元に景色を描いて、その絵を頼りに少年は少女の街を訪ねます。そこで少年が目にした光景は・・・

これ以上はネタバレになってしまうので、気になる方は是非映画館でみてください。

 

目次 

 

新海作品の映像の美しさ以外の魅力

映像の美しさは実写以上ですし、ストーリー展開が次々と進み、伏線も解かれていくので見ている人を飽きさせません。

作品に共感するという言葉をよく聞きますけど、「君の名は」は共感する人が多かったのではないでしょうか。共感する作品というのは主人公や作品と自分との距離感だと思います。「君の名は」では須賀神社やドコモタワー、飛騨市図書館など実在する場所が登場します。名古屋駅構内の映像が出た時は、嬉しくなりました。

 

社会人になるとついつい思い出してしまう学生時代の青春

「君の名は」は高校生の少年と少女が両想いなのに、不器用であるために自分の気持ちがうまく伝えられない恋物語です。

この言葉を取り出すと

 

「高校生」×「両想い」×「不器用」=「青春」

 

実際、映画終了後も劇場内にいる人の口から「青春だね〜」という言葉がよく聞こえてきました。

僕も見ている最中に何度も「青春だな」と思いました。

社会人になってから学生の恋愛映画をみると「青春してるな」と思うのはなぜなんでしょうね。部活動も同じく。

恋愛、部活動を見て青春だと感じてしまうのは、彼らが学生で自分達が社会人だからでしょうか。年齢の問題だけではない気がするんですよ。

青春だなと感じる時って学生時代の自分と主人公を重ねてしまう。

『僕も不器用だったなぁ』

 

 なんで学生時代の思い出を青春って思うんでしょうか?学生時代に恋をしている不器用な自分に、部活で大会に向けてトレーニングしてる時に青春していると思いましたか?

恋愛しているときの自分は話したり、メールすることが楽しくて、どうやったら付き合えるのか。

相手のことを四六時中考えて、メールの返信が返ってこないだけで何度も受信メール問合わせをしたり、次の日の朝に「ごめん、寝てた」の一言で安心する。

 

こう考えてみると青春って何かに熱中している状態のことを指すんじゃないですか?

 

社会人だから青春は無関係とは考えずに、自分にもまだまだ青春を味わえるのではないでしょうか?

 

『君の名は』は失ったことにしている青春時代をいつでも手に入るよと後押ししてくれる映画です。

www.kiminona.com